最新トピックス
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- お知らせ2024/04/08製品出荷リードタイム変更のお知らせ(AteloCell® 3D Readyアテロコラーゲン、中性溶液製品)
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- 学会・展示会2024/04/03【企業展示】第51回 日本毒性学会年会(2024/7/3~7/5 福岡 福岡国際会議場)
- 学会・展示会2024/04/03【企業展示】第6回 再生医療EXPO(2024/6/26~6/28 東京 東京ビッグサイト)
- お知らせ2024/03/13AteloGene®付属品の一部仕様変更のお知らせ
- メールニュース2024/03/13★5年、10年後の再生医療の種★臨床応用へつなぐ基礎研究に -医療機器メーカーの作る研究用アテロコラーゲン-
- お知らせ2024/03/12【4/1】半期決算棚卸に伴う出荷業務休止のお知らせ
- お知らせ2024/03/04AteloCell®「透過性コラーゲン膜 50mm ディッシュ用」終売のお知らせ
- お知らせ2024/02/22AteloCell® 「透過性コラーゲン膜 6wellプレート用」価格改定および入り数変更のお知らせ
アテロコラーゲンとは
コラーゲンは真皮や靱帯、骨などを構成する細胞外マトリクスの一つであり、ヒトでは全タンパク質の約30%を占めます。最も大に存在するコラーゲンはI型コラーゲンです。その分子量は約 300kDaで、3本のポリペプチド鎖で形成されています。
分子構造は2本のa1鎖と1本のa2鎖が形成する右巻き三重らせん領域とN末端とC末端にあるテロ ペプチド領域(非らせん領域)から成ります。三重らせん領域は生物種間において遺伝的な保存性が 高いことから、生体内にいれたときは低い抗原性を示しますが、テロペプチド領域は高い抗原性を 示します。このテロペプチド領域をプロテアーゼによって切断除去したものをアテロコラーゲンと いいます。アテロコラーゲンはコラーゲンと同じ性質を示します。その低抗原性を利用して、当社では医療機器にも使用しています。
一方で、コラーゲンやアテロコラーゲンを熱変性させたもの(三重らせん構造を解いたもの)はゼラチンといいます。ゼラチンはランダムコイル構造を呈した1本のポリペプチド鎖で、高い抗原性を示します。
さらにこのゼラチンを強酸や強アルカリ、酵素などで加水分解して得られたペプチドを加水分解 コラーゲンといいます。ゼラチンや加水分解コラーゲンは分子構造の違いなどから、コラーゲンとは全く異なる性質を示します。